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栄養のお話

大豆の語源は「大いなる豆」。たんに「大きい」豆ではなく
畑の栄養素がギュッと詰まった「大いなる」豆なのです。

畑のお肉と呼ばれるぐらいタンパク質が豊富な食材ですが、
黒大豆の皮にはさらにアントシアニンとよばれる成分が入っており、
血液をサラサラにすると言われています。

特徴

特徴1
丹波黒大豆は一般の黒大豆に比べて粒が大きいのが特徴です。
種を蒔くのは6月で、収穫するのは12月~1月。豆の中では世界最長の生育期間です。
丹波特有の気候条件の中で時間をかけてゆっくりと畑の栄養を蓄え、大きくなっていくのです。
特徴2
良質の丹波黒大豆には表面に白い粉が吹いています。
これはロウ粉とよばれ蓄えきれず丹波黒大豆から溢れ出した栄養分だと言われています。
(ブドウなども表面に粉が吹いたようになっていることがありますよね)
特徴3
長時間煮ても皮が破けにくいのも特徴です。
つやつやに仕上がった煮豆はお正月のおせち料理にはかかせませんよね。
選び方
煮豆にする場合
白い粉が吹いて、粒が大きく、シワの少ないキズの少ないものが良いと されています。価格も高いですので、お正月やおもてなしのときなどによいでしょう。
味噌のようにつぶして見た目を気にせずに使う場合
キズやしわがあっても栄養素にかわりはないのでそういったものはリー ズナブルに手に入れることができます。
保存方法
意外と知られていないのが豆の保存方法。

乾物なので密閉容器にいれていれば、大丈夫と思っている方が 多いですが、実は冷蔵庫保管の方が安全です。

丹波黒大豆は大きいため水分率が高いことが多く、気温が上が るとカビが発生してしまうことも。

選び方
昔からありがたい食べ物とされてきた黒大豆。
元旦の朝には、やわらかいお餅に黒豆をまぜた『黒豆だんご』を神棚の前でいただく、
家の建前の際には、来ていただいた方に黒豆のおにぎりをふるまう、
などの習わしがあり、縁起の良い食べ物とされてきました。 daizu_article_6_bt
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栄養のお話

小豆は食物繊維が豊富で、血中コレステロールを抑制してくれます。
また、皮の小豆サポニンには利尿作用もあります。

鉄分も含んでおり、貧血を改善して冷え性に効果があります。
女性にやさしい食材ですね。

特徴

特徴1
大きくて色鮮やか。
丹波大納言小豆は粒が非常に大きくて俵型をしています。
(形の揃った良質のものはピラミッド型につみかさねることができるほど!)。
色つやもよく全体的に光沢があり、鮮やかなあずき色をしています。。
薄皮なのに皮が割れない。
特徴2
薄皮なのに皮が割れない。
煮ても腹が割れないその特性は殿中で抜刀しても切腹しないですむ大納言に例えられ
その名の由来になっています。
特徴3
薫り高く深みのある味。
糖分を含み味がよく、高級和菓子の材料として昔から愛用されています。
希少価値が高く市場に出回る量は少ないですが、とれたて野菜直売所では 手に入れることができます。
選び方
皮が薄くて色つやがよく、 ふっくら粒の揃っているものを選んで下さい。
袋詰めされてから、日にちができるだけたっていないものの方が
よいでしょう。保管方法によって品質が変わってきますので信頼の できるお店で買いましょう。
保存方法
小豆は黒豆よりも虫がつきやすいので湿気は厳禁!
冬でも暖房のきいた部屋では品質が劣化していきます。

密閉容器に入れて冷蔵庫保管が必須です

選び方
【割れない大納言小豆】
東中の郷は篠山に通じる道が山の間を通っています。
ある日、巡礼人が峠を下ったところで倒れていたので村人はかわるがわる看病をしました。
旅人は日に日に元気になり「私は巡礼に出るとき父親に旅の途中でお世話になったり
親切にしてもらったらお礼にこれを渡すように言われていました」と
いくつぶかの小豆を渡して礼を言って出て行ったのです。
春が過ぎ夏が来ると畑の小豆が大きくなり、中でも巡礼人にもらった小豆は
みごとな莢にみごとな小豆がぎっしり!
東中(春日町内)の村人はこの小豆を作るようになり、この話は殿様の耳に入り
江戸の五代将軍綱吉に差し上げることになりました。
将軍はこの小豆を煮させて
「いくら煮ても腹を切らぬこの小豆に大納言小豆と名をつけよう
大納言殿はどんなことがあっても腹を切らなくてもよいからのう」
こうして東中の小豆は、大きくつやつやとした美しい大納言小豆と呼ばれるようになった
とそうです。
中でも発祥の地であるここ丹波市の大納言小豆は丹波春日大納言小豆と呼ばれ
品質の高さで信頼されています。


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栄養のお話

栗には炭水化物や良質な脂肪酸が多く含まれており、
美容に良いとされるビタミン類(A/B/C/葉酸)も豊富です。
(炭水化物はりんご4個分、ビタミンcはレモンと同等)

加えて甘み成分のショ糖も多く含んでいます。
栗がホクホクで甘いのはそういったワケだったんですね。

特徴

特徴1
丹波の気候がつくる甘味
昼と夜の寒暖差が、栗の甘味のヒミツです。
ちょうど栗が大きくなるころに冷え込むので、昼にお日様の光を浴びて栄養を取り込み、
冷え込んだ時にその栄養を蓄えようとして栗の実にため込んでいきます。
特徴2
大きさはたまご大??
丹波栗は大きいことで有名ですが、最高級品はなんとたまごほどもあります。
毎年秋にある丹波栗の品評会にはそういった他を圧倒するような大きさの栗があつまります。
特徴3
風味がよく、食感なめらか
丹波栗はそのクリーミーななめらかさと、独特の風味を持っています。
ゆでたり、ポン菓子にしたり、焼き栗、お菓子の材料としても喜ばれています。
選び方
皮に「ハリ」と「ツヤ」のあるもの。虫食い穴のないもの。
古くなると水分が飛んで軽くなるのでずっしり重みのあるものを選んでください。
保存方法
鬼皮、渋皮とも剥き、剥けたものから順次水に浸けていきます。
冷蔵庫で水を毎日変えてやると1週間くらいは大丈夫。
1ヶ月程度もたすには、鍋にたっぷりの水を入れ、80℃に沸かし
ます。80℃になれば栗を入れてお湯の温度が80℃を超えないよ
うに気をつけながら1分間茹でます。
水気を切って表面が乾く程度で乾しビニールに入れて
冷蔵庫で保存します。

選び方
丹波栗は、大きさ、味、色、艶は最上級の品質で、古くから朝廷や幕府へ献上されていました。
丹波は山が急峻で、昔から広い田んぼがつくりにくい地形でした。
そこで、栗をつくって、その優れた栄養の恩恵を受けたと考えられています。
現在は、その名を全国に馳せ、大きく高品質な栗の代表として、全国的なブランドとなっています。


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栄養のお話

山の芋のヌルヌルが元気のもととなります。
丹波地方の粘土質で肥沃な大地と、寒暖の差が激しい気候風土が、
粘りをもつ山の芋をつくりだします。

粘るものは滋養する働き、潤す働きがあるといわれ、
健康食品としても喜ばれています。

特徴

特徴1
強い粘り
長いもはご存知ですよね。とろろにして食べるとさらっとした感じで粘りはありますが、
持ち上がるほどではありません。丹波山の芋はとろろにして箸でかき混ぜると、
お箸で持ち上がるほど粘り気が強いです。
味噌汁などにいれても溶けることがなく、塊になります
特徴2
アクが少ない。
自然薯などに比べてアクは少ないので使いやすいです。
皮をむくと中の色は美しい白。ただすりおろして時間がたつと黒く変色してきますので、
気になる方は酢水(水100:酢3)に2~3時間つけてから使うとよいでしょう。
特徴3
風味がよく、色々な食感で楽しめる
山の芋は色々な料理に応用できます。とろろはもちろん、すりおろしたものを
磯部上げにしたり、お好み焼のつなぎに入れてもフワッとしあがって美味です。
選び方
皮に傷がないものを選んで下さい。
山の芋は少しの摩擦で皮に傷がいくことがあります。
傷がつくとそこから傷んできますのでやさしく扱ってください。
保存方法
新聞紙に包んで(乾燥させないため)涼しいところで保存します。
少し湿らせたおがくずと一緒に土に埋めると更に長持ちします。
4月以降は冷蔵庫で保存してください。

選び方
水はけが良く適度に粘りのある丹波特有の土壌で山の芋は育ちます。
粘土質が粘りの強さを育み、砂地で形の良い芋が育つのです。
粘土質だけでは粘りは強いけれど形がいびつになり、
砂地では形は良いけれど粘りが薄い…。
その両方を満たす好条件の土壌で丹波山の芋は栽培されています。
丹波地方は秋から冬にかけて深い朝霧がたちこめます。
その中でも特に霧が深い柏原地域は昔からの山の芋の生産地で、霧の出るころに収穫する芋だから別名「霧 芋」とも呼ばれています。
粘土質で肥沃な大地と、寒暖の差が激しい気候風土が、粘りをもつ山の芋を
つくりだします。
植え付けから収穫まで、約8ヶ月間土の中で養分を吸収しながら
じっくりと生長し、霧の発生が特に多い晩秋に旬を迎えます。


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栄養のお話

塩のみ使ったおにぎりで、「夢たんば」本来の旨みをご賞味いただけます。

炊きたてほかほかの「夢たんば」に
いかなごのくぎ煮、
高菜の浅漬け、
ナスのぬか漬け、
白菜の浅漬け、
そして丹波では山の芋のとろろがけ、これは定番。

どんなおかずにもベストマッチします。

もちろん炊きたてのごはんに、新鮮な卵をかけて「卵かけごはん」は格別です

特徴

特徴1
昼夜の寒暖が激しい。
山々に囲まれ盆地である丹波市は昼夜の寒暖が激しく、朝霧の生ずる地です。
この寒暖の差によってひきしめられ、甘みを充分に醸し出し、食味もよいお米に育ちます。
特徴2
清らかな水
丹波市は、兵庫県の内陸部に位置し、日本海と瀬戸内海に水が分かれる本州一低い分水界が 管内にあります。
その分水界から流れ出る二本の一級河川(加古川・由良川)の源流域には
ホタルが生息するような清流です。
特徴3
豊かな土地
丹波市は氷上回廊とよばれ、日本海側と太平洋側、それぞれに独自の進化が起きて いる生物圏の間で「生態系の交差点」となっています。そこにいる生物が多様で あり、豊かな自然がはぐくまれています。
選び方
丹波ひかみ米「夢たんば」は特別栽培米です。
特別栽培農産物(ガイドライン)に該当できる肥料・農薬の
肥培管理をして育てられています。
消費者へ安全で安心な米を安定的に供給する為 、
化学肥料及び農薬の使用回数を成分比で
通常栽培の50%以下に抑え て育てたお米です。
保存方法
密閉された容器に入れてできるだけ涼しい場所で保管しましょう。
5℃ぐらいの冷蔵庫で保管するのがベストです。
常温で保管する場合は買いだめせず、1ケ月以内ぐらいに食べきる
量にするとよいでしょう。

選び方
【 アリの宮 】
佐治川の上流芦田の郷でのこと、
田植えをどうにか済ませたものの、夏の日照りが強く植えた稲が枯れそうです。
遠い井戸から村人は水を運び一株ごと水をやるありさま。
村人は集まり相談しますが、人の力ではもうどうすることも出来ません。
お米が取れないと死んでしまう。
「神様にお願いしよう」と祈りをしている足元にアリが列を作っていました。
どこに行くのかとついていくと山の奥の小さな水溜まりにつきました。
なんと少しずつだけど水が湧いています。
「この水を田んぼへ引こう」
祈りのろうそくが池に流れ白い龍となって天高くのぼり、とたんに大雨が降り、
三日三晩やまず田は潤いお米がたくさん取れたそうです。
大雨でアリは流されてしまい、このアリのために“アリ塚”を作り「アリの宮」として信心しました。


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